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さらに厳しい再生への道のり
久しぶりに西伊豆の松崎から河津に行ってきました。
西伊豆の中でも最も文化的な雰囲気を感じることができる松崎は、以前西伊豆の有名旅館の再生のために滞在していた頃の自分を、「ほっと」させてくれた懐かしい場所でもあります。なまこ壁の土蔵や那賀川沿いの桜並木は、どこか京都や倉敷などの表情と重なり、日本の原風景が残る貴重な町です。
町の東に車で15 分ほど走った県道を少し入ったところに建つ古いホテルを訪問してみました。それは、ホテルという名前からは想像もつかない、古い古民家を改造した日本旅館でした。最初に出てこられた方は、恐らくは責任者の方だろうと推察できたのですが、私の訪問理由をお話すると、何かの理由があるのかご自分はそそくさと事務所に戻ってしまい、代わって経理を担当されているというMさんが、対応してくださいました。
聴けばこの旅館は、300 年以上もの歴史があり、今年の新春ドラマの白虎隊でも主役となっていた西郷頼母にも縁のある場所だということでした。元々、この地で有力な庄屋であった依田家の屋敷跡なのですが、その依田家は私財を投げ打って北海道開拓に貢献した歴史上の人物として、映画にもなったということでした。
また、現在の建物のうち一部が県の文化財指定を受けているとのこと、玄関を入って目の前に現れる依田家の家紋、釘を一本も使っていない太い梁や柱、そしてどの部屋からも静かに愉しむことができる日本庭園など、これらすべてが始めて訪れる者を圧倒しています。
温泉も源泉かけ流しで「美人の湯」としても知られる名湯です。また、蔵を改造したラウンジが大人のひと時を淡い光とともにやさしく演出してくれます。まさに、宿泊施設としても旅行者の満足度は相当高いことは間違いないでしょう。
しかし、昨今のリゾート不況の流れは、ここでも止めることはできないようです。Mさんのお話からも厳しい現状が伝わってきました。
このホテルの場合にも、様々な再生の手段がありますが、何よりオーナーさんの覚悟が迫られていると感じます。現状では、金融機関はもとより行政の関係者や地元の方々など周囲の多くの人間が振り回されているようです。
しかし、オーナーサイドに立てば、それも至極当然のことでしょう。ただ、長年にわたり経営を担当してきた上での責任はどこかで果たさなければならにことも事実です。問題を先送りすれば、問題は更に大きくなるばかりでしょう。
今のうちに、どなたかがオーナーさんに鈴を付けてあげるべきなのかもしれません。ただし、このホテルの最大の「売り」だったはずの「文化財」が、この鈴つけ役を買って出る民間企業(あるいは民間人)を遠ざけてしまうことになるとは、恐らく現地の皆さんには理解できていないのかも知れません。
追記
ところで、このホテルでお茶を出していただいたのですが、このときに対応していただいた方が、なんと前回西伊豆のホテルの再生を担当していた時に、大変お世話になった中居さんでした。ご家族の都合で移られたということでしたが、おそらく以前の宿にとっては大きな損失になるだろうと少々余計な心配が頭を過ぎりました。
また、当時夜食コーナーを担当していたSさんという元漁師の方が、私にご馳走してくれた現地のお茶漬けが非常に美味しかったことから、これをどうにか売り物にしたいと働きかけたことがありました。今回、松崎で宿泊させていただいたホテルの売店で「塩かつお」という商品を見つけてお店の方にお聞きしたところ、今では西伊豆町の特産品としてキャンペーンを展開しているとか。
当時一緒に再生に取り組んだY税理士さんにもお話したところ、「当時そんなこともやって頑張っていたよなあ。」とその頃の思い出に花が咲きました。
当時500 万の運転資金にも困っていたKホテルGを、メイン銀行やオロオロするだけの経営陣を従え、Cホテルの買収しで救うという荒業に出て成功したたった二人の武勇伝を、そのオーナーたちが必死でもみ消そうとしていることを、周囲から聴いて分かってはいたが、税理士報酬を含めて弁護士報酬やその他の報酬が未払にまっている現在、こんな商品企画まで「パク」られていたかと、少々残念さが再び湧き上がってきました。
↓↓来福旅館の詳しい内容はこちらからお願いします。
↓↓デジタル・ブレインの詳しい内容はこちらからお願いします。
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[2013/01/14 17:51]
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